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小学生の取材//

昨年末に小学生の子供が
将来の仕事について考える授業があり
事務所で働きたいというお電話があり
ていねいにできないことを説明した

その後、年末に今度は同じかたが
小学生達がインタビューにきたい
との連絡があり
取材ならばということで、来週には取材に来るそうだ

建築設計者も希望するひとが少なくなり

静岡県ではは浜松に建築科がある大学があるが
どうも、みな給料待遇などでハウスメーカーに就職するようだ

近くの居酒屋でも高校生の孫がロボット工学と建築科を選択したとき
大学側が建築科の就職率が高いからと建築科を選択するそうだが
ハウスメーカーなのかなあ・・設計希望でも営業マンになっちゃうので
営業知識は必要なのでいいのだが、住宅以外の設計力などは
外注の設計者の家をうることになるので、設計力は上がらないので
設計者としては、若い人が建築家をめざしてくれるとうれしいが

その道程は決まったものがあるわけでなく、自分力が大きい仕事なのだと自分をみて思う

基本的に大工、左官のような職人と芸術家との違いは

人に依頼されて仕事をするのが職人で

自分の心の探究で仕事をするのが芸術家だと思う

建築家は人に依頼されることが必要なんだが、意匠心があり
街は家は建てものは、こうしたいという、、デザインしたい人であり
芸術家と職人の間に個人の資質でどちらかに触れている人達なんだろうと思う

一級建築士は国家試験の建築士は、当時法律を創設した
田中角栄さんを筆頭に20万人以上いるはずだ
(もちろん、若い番号の人はなくなったり現役ではいないのだが)
免許をもっていれば、建築家かというと、そうでもなく、
免許をもっていることと、商売とは別物で
それだけで。一生食えるという仕事ではないので
一級建築士の免許を
「取らなければ、気持ち悪く、取っても食えない、足についた米粒だと」揶揄(ゆや)する言葉もあるほどである

建築家を望むものは、フランスの20世紀の建築家、コルビジュエが若いとき
ギリシャなどをある、旅行で建築を勉強する
さらに、日本でも独学で建築を勉強した安藤忠雄さんも四回戦ボクサーから一転して
建築家をめざして、若い時代から海外での旅行で建築を勉強する

建築家をめざすひとは、割と海外での遊学はつきもので、私も若い時代に
オーストラリアと欧州を自分で働いた金で一年間旅行した

出会ったバックパッカーの若者からは
金の北米
女の南米
神秘のインド
何にもないのがヨーロッパだと説明されたが

かれらは、北米で皿洗いをして英語を覚え、ウエイターで金をかせぎ
遊ぶときは安い南米、当時はビートルズがインドでシタールを弾いていたときで
ローリングストーンズを見にロンドンもいったそうだが
北米はどこへいっても城と森どこでも一カ所いけば同じだよと
いわれた。

たしか、アアルトを見たくてフィンランドから入るが
税金が高く、当時すっていたタバコやビールは高く、夏でも曇天の日々は
静岡で育った自分にはあわず、どんどん南下してピレネーをこして
スペイン、ポルトガルのイベリア半島へ入ると、宿の酒も値段が安く
暖かくて住みやすく、マドリッドには一ヶ月近く住んでいた。
中東の匂いのするコルドバ、セビジア、アルハンブラから
通常であれば、そこからアフリカへ入りモロッコへカーブランカあたりから
アルジェリア、チェニジア、シシリーからイタリア、ブリンデッシまでいくのが定番であったが

陸周りでブリンデッシからギリシャそしてトルコイスタンブールへいった

欧州の城や森より、カオスのアジアはその時は新鮮に思えた。

海外へいくとき、自分のことをしゃべるたびに、日本の事が
自分で目新しくおもえて、新鮮に思うのが、常であり
建築家として、京都などの昔の建築のよさや日本的な
美に目がうつるのは、自然であるのかもしれない

目ができてくると、生活している郷土の暮らしが
わかってくる。山と川どちらが先にできたかと訪ねる人がいれば
山がなければ、雨が降らず川はできない・だから大地が気候で
大事だとわかる。山の木の葉が栄養になり、川に流れて、海の魚の
循環のみなもとになる。漁師が海の魚を取る為に山に木が植える

建築家も素敵な家を木でつくらなけらば、山の循環ができない
建築家の意義も郷土の仕事でここにあることがわかるようになる

さらにイベリコ豚など、どんぐりを食わせて
ハムで食う、スペインのハムがあるが、どんぐりしか
できない山で、農作物はなく、どんぐりは人は食えないので
豚にどんぐりを食わして、人が食う

人はその土地で種を植えて、そこで育った稲や草で
食事をする、牛の酪農もよくよくみれば、牧草の草は食えないので
それを牛に食わせて、ミルクや肉で食べている
酪農には大きな牧草地がセットでなければできない
栄養の循環だとわかる

郷土で暮らすそこで建築家が暮らすには、ひとつにはこの自然の
循環の木の家を建てることが地域に働く理由でもある。

T設計室一級建築士事務所のホームページ
by sizuoka_kinoie | 2018-01-19 09:46
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